Brewheart Coffee
情熱を持つロースターのための、カラフルなパッケージ。
情熱を持つロースターのための、カラフルなパッケージ。
コーヒー豆の調達、栽培、生産の市場には、いま多くの課題とチャンスが同時に存在しています。世界でもっとも親しまれている飲み物のひとつだけに、コーヒーの需要は増え続け、その裏側で、特に大企業が無責任に運営する場合、生産活動が環境に与える影響の大きさが浮き彫りになってきています。大手のコーヒー会社は再生型農業を取り入れる意志を口にしつつ、本当の意味で実践しきれていない現状もあります。だからこそ、毎日のコーヒー選びに、消費者として情報を持ったうえで判断することがとても大切だと感じています。
私はサードウェーブのコーヒーロースターが大好きです。豆を育てる段階から焙煎して一杯のコーヒーになるまで、工程のすべてに丁寧に向き合い、高品質なコーヒーを届けようとする姿勢に惹かれます。彼らはどこから豆を仕入れているか、生産者がどう栽培しているか、そしてどう焙煎すれば味を最大限に引き出せるかにきちんと目を向けています。そんな責任ある作り手たちがより多くのお客さまに出会えるよう、現代的で色鮮やか、思わず目を引くようなコーヒーパッケージをデザインしました。日々のコーヒーが、ささやかだけれど特別な時間として味わわれる、そんなきっかけになれば嬉しいです。
このプロジェクトでは、鮮やかな色と大胆な形を思いきり活かしました。描かれている動物たちは、シンプルでスタイライズされたフォルムと、強い表情を併せ持ち、それぞれのコーヒー名やテーマと響き合うようにしています。背景には、その生き物が暮らす自然環境やコーヒーのテーマを連想させる大胆なパターンを配置。そうした要素を組み合わせることで、コーヒーごとの個性的なフレーバーやネーミングを、色合いや動物、風景と結びつける統一感のあるビジュアル言語をつくり上げました。1点ずつ異なる表情を持ちながら、全体ではひとつの世界観としてまとまるシリーズに仕上げています。
コーヒー市場のよりよい慣行を守っていくうえで、消費者の役割はとても大きいと感じています。サステナブルな農業に取り組む農家から仕入れたコーヒーを選ぶことで、業界全体に環境意識の高いアプローチを後押しすることができます。そうした選択の積み重ねが、化学肥料や農薬の使用を減らし、地球にやさしい栽培方法を広げていくことにつながっていきます。
